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「ちょ..二人とも..早いってば..」
体育会系の二人には到底追い付かない..
学校に着く手前の曲がり角でいきなり人が出て来た!
ドンッ
「きゃぁ..」
「うわっ!」
バランスを崩してその人の上に乗ってしまった..
うわぁ..恥ずかしい..
「大丈夫?..って田中?」
「えっ?..長野君..きゃあ...!?ごめんね..大丈夫?」
慌ててどいた..
長野君の胸の中に一瞬..入ってしまったんだ..そう思ったらドキドキがおさまらない..。
私..ずっと前から長野君の事好きだからさ..
一目惚れなの..
顔が赤いのばれちゃうかな?
「大丈夫?足とか..」
「私は大丈夫だけど..長野君?重たくなかった?倒れ込んじゃったし..」
「大丈夫だよ。別に重くないよ?あっ!予鈴が聞こえる!遅刻しちゃうよ!早く行こう!」
そう言って私の手を取って走り始めた..
きゃ~!
手つないじゃってるよ!
めっちゃ顔赤くなるのがわかる..
走ってドキドキより手をつながれてドキドキのが多い..
これじゃあ心臓破裂しちゃう~!
そう思いながら学校の門をくぐった。
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