1.どうして..?

5/16

13人が本棚に入れています
本棚に追加
/32ページ
「はぁ...なんとか間に合ったね?..ん?どしたの?」 なんかすっごく..赤い顔してるから..びっくりしちゃったのかな? 気付かれちゃった? 「えっ?...あ..何でも..間に合ってよかったね。」 「うん。じゃあ..また!俺こっちだからさ。」 「え?あ..うん。またね。」 ひらひらと手を振って私は右、長野君は左へと自分の教室に向かって歩き始めた。 今日も一日始まるね..。 って早くしなきゃ~! パタパタと走り始めた.. 私の教室は2年3組。 親友の相原優と同じクラス。 だから学校も楽しかったりして。 「おはよ~!優~ 何とか間に合った~」 「あ~ 陽子!おはよ~ 今日はぎりだったね~?寝坊したの?」 「そうなんだよね~ 寝坊した!でもなんとか走って..間に合ったんだ~」 つい..長野君のこと思い出しちゃって赤くなっちゃった..かも? 優..変に思ったかな? まだ話してないんだよね..自分の気持ち..。 「な~に赤くなってるのよ?好きな人のこといきなり思い出したとか?」 う..優ってばするどい..ばれてるかも~? 「あはは..どうだろ~ そ~いう優こそどうなのよ?好きな人~」 「えっ?..聞きたい?まだ誰にも話してないんだけど..付き合い始めちゃったんだ..」 えっ?優..付き合い始めたって..誰と? 「誰となのよ~?いつの間に?」 「うん..昨日からなんだけど..むこうから付き合ってって..」 「そうなんだ~?よかったじゃん?相手は誰なのよ?」 なんかもじもじしてるし..なんかいつもの優じゃないし~!
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加