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「はぁ...なんとか間に合ったね?..ん?どしたの?」
なんかすっごく..赤い顔してるから..びっくりしちゃったのかな?
気付かれちゃった?
「えっ?...あ..何でも..間に合ってよかったね。」
「うん。じゃあ..また!俺こっちだからさ。」
「え?あ..うん。またね。」
ひらひらと手を振って私は右、長野君は左へと自分の教室に向かって歩き始めた。
今日も一日始まるね..。
って早くしなきゃ~!
パタパタと走り始めた..
私の教室は2年3組。
親友の相原優と同じクラス。
だから学校も楽しかったりして。
「おはよ~!優~ 何とか間に合った~」
「あ~ 陽子!おはよ~ 今日はぎりだったね~?寝坊したの?」
「そうなんだよね~ 寝坊した!でもなんとか走って..間に合ったんだ~」
つい..長野君のこと思い出しちゃって赤くなっちゃった..かも?
優..変に思ったかな?
まだ話してないんだよね..自分の気持ち..。
「な~に赤くなってるのよ?好きな人のこといきなり思い出したとか?」
う..優ってばするどい..ばれてるかも~?
「あはは..どうだろ~ そ~いう優こそどうなのよ?好きな人~」
「えっ?..聞きたい?まだ誰にも話してないんだけど..付き合い始めちゃったんだ..」
えっ?優..付き合い始めたって..誰と?
「誰となのよ~?いつの間に?」
「うん..昨日からなんだけど..むこうから付き合ってって..」
「そうなんだ~?よかったじゃん?相手は誰なのよ?」
なんかもじもじしてるし..なんかいつもの優じゃないし~!
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