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その日の授業はほとんど身にならずに...いつの間にか放課後になっていた..
放課後...
優に話を聞こうと部活も休みだったから帰りのしたくをしてかばん持って優の席へ...
「優?朝の話..いまなら誰もいないから話して?」
「うん..私の付き合ってる人って...長野君なの..向こうから好きって言ってくれて..」
「えっ?!」
ドン!バラバラバラ...
驚き過ぎてかばん落としちゃった..
嘘...長野君と付き合ってるの?
「やだ..陽子..どうしたの?そんなに驚いたの?」
「えっ..ちょっとびっくりしちゃって..ごめんね..」
そういいながらかばんの中身を二人で片付けた。
「陽子は..好きな人いないの?」
「私の好きな人は..彼女がいて..告白なんてできないよ...」
こう答えるのが精一杯だった...
もうこれ以上言葉を出したら..泣いてしまいそうだった..
「そうなんだ..でも諦めないで頑張ってみて?私応援するし..」
「う..ん..ありがとう..あっ!ごめん!優~買い物頼まれてたの忘れてた!先に帰るね~ また明日~」
「うん!バイバイ~」
そう言って優の元から離れた..
買い物なんて..頼まれてないのに..
私は走っていつも通る橋の上の夕日をみていた...
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