馬鹿兄貴の純情??

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―翌朝― 「……ん…」 …いつの間に寝ていたんだろう。 あれ 体が…重い… いや、体の上に何か乗ってる…? 「っ…!!!! あー…うわー… マジかー…」 …昨日のまま…つまり、 下半身が繋がったまま。 ただ、兄貴の体は俺にのしかかっている。 ということは、 必然的に… 顔 が 近 い 。 隣を何気なく見たら、ゼロ距離で兄貴の顔が見えた。 (……。 …ホント…鏡みてえ… じゃなくって!!) とにかくどいてもらわなければ、自分が動けない。 「…おい」 ぴくりとも動かない、兄。 ただ静かな寝息が聞こえる。 .
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