馬鹿兄貴の純情??

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「…はぁ?」 「~~っ…… もーーっ!!! わかれよバカ!!!」 バチンと重い拳が降ってきた。 「いっ………」 「………ふん… 風呂入ってくる」 どすどすと重い足音がさってゆく。 「………… あ 仕事じゃん!!」 時計はすでに9時。 …既に間に合わない。 「あ、おはようございます。笹波です。」 とりあえず遅れると連絡を入れることに。 会社の電話にでたのは部長だった。 『おーおはよう。 どうしたんだい?』 「実は…母が突然倒れまして……」 母は実家の熊本で元気だったりする。 本当のことよりは全然マシな嘘だ。 『おお、大変だったね~!今日はゆっくりお母さんの看病するといいよ』 「え」 .
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