馬鹿兄貴と俺と可哀想な女

2/3
1464人が本棚に入れています
本棚に追加
/87ページ
………………。 な ん だ こ の 玄 関。 ほうぼうに散らかった靴。中に一足ブーツが混ざってる。 女連れ込んだのか… 「っっっー…!!!!!!」 俺は声にならない怒りを飲み込む。 俺が片づけないと、アイツはやらねえ。 とりあえず有り得ない数の靴を棚に放り込んだ。 放り込んでいるうちに上司のこととか思い出してイライラは最高潮になった。 「オイゴルァ、武彦ォ!!!!」 思わず兄貴の名前を呼ぶくらい頭に来てた。 ドカドカ音を立てながらリビングに歩いていく。 ドアを乱暴に開け放つ。 ドカンッ!!!! .
/87ページ

最初のコメントを投稿しよう!