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「―――っ!!」
言葉にならない叫びが上がる。
なんで??何故??ナンデ??ナンデ??
くちゅ…
更に奴は舌まで絡ませてきた。
「んぅ…ッ!?」
ビールの苦味と風味が口に広がり、一瞬クラッとした。
いけない、抵抗せねば…
俺は、腕は無理だと思うので奴の舌を噛んだ。
「ッんいっひゃ!!?」
奴は痛みで俺の腕も解放するはず…
口は離れた。
手はまだ上で、力が込められている。
奴は腹の上からまだ下りない。
「くそ…っ」
「……竜彦お」
急に甘ったれた声を出して、潤んだ目でこちらを見つめてきた。
(…ぐ………///)
なんだか顔が熱くなる…嘘だろ…
(しっ…しっかりしてくれ…俺っ!)
奴は泣きそうな顔をした後、
「…だいすきぃ…」
「……は?」
思わず聞き返す。
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