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放課後。 「今日はどこ寄ってくんだ?」 問掛けは裕也。 「あーうん、どこにしようかな?」 応えるのは久光。 「はいはーい!オレは「「「却下」」」…聞くくらいしろよっ」 「嫌だ」 「何で!」 「サナの話=時間の無駄」 ガーン!! いじいじとイジケ始めた壱を放って話しは戻る。 「ん~そうだなぁ……あっ本屋はどう?」 「昨日行ったじゃない」 「じゃあCDショップ!」 「一昨日行ったよ?」 「うっ…じゃ、じゃあ…………スーパー?」 「主婦かっ」 「ネタ尽き終了~昂ちゃん残念!」 きゃらきゃらと笑いつつ告げられ、シュンとなる昂平。 仕方ない、いつもの事なのだから。 結果、暗い二人を連れて一行は進む。 「どこにする?」 「どこにしようか。ジュンは?何かないか?」 「…………おもちゃ屋」 「おもちゃ?」 コクンとうなづかれる。 「おもちゃ屋行きたいの?」 また、コクン。 「何でまた」 「意外に楽しいよ」 「「…………………」」 暫し沈黙。 「よし」 「今日はそれにしよー!」 今日の放課後が決定。 ちなみにおもちゃ屋で一番はしゃいだのはテンション下がっていた二人だった。 「ばっかっ!おとなしくしてろよお前ら!」 ゴンゴンっ 「「……ゴメンナサイ」」 「店内では走り回らないでね」 「「…………ハイ」」
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