だれがそれを罪だと罰する事ができるだろう※

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「ぼくが、泣きそうな顔? 何いってるの?」 壊れた心を隠すために身についた笑顔の仮面が、引き剥がされる気がした。 「本当に心が欲しいのは…ウィズシー…」 「お前だ」とは言えなかった。 ここでそう言えば、彼の剥がれかけた笑顔の仮面はまた酷く張り付いてしまうだろう。 「ゆっくり…な」 その代わり今は彼をしっかりと抱き締めた。
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