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「……1000…まぁ、良い」
老師は少なからず、ショックを受けたようだが直ぐに立ち直り少年に向き直った。
「……んでぇ~?わざわざ俺たちを呼び出したからにはそれなりの仕事があるんだろうなぁ~?」
少年とは別の声がどこからともなく聞こえてきた。
「それなり以上の仕事ではあると思うのだが」
含みを持った声で老師はその声に返した。
「ホゥ……」
声は嬉しそうに反応を示す。
「ははは!緋炎は戦闘好きだからな~」
少年は声に対し、楽しそうに笑いながらそう言った。
「人を戦闘狂みたいに言うなよなぁ…てかお前も同じだろうよ」
緋炎と呼ばれた声は少年に呆れを含んだ声で言った。
「……相変わらず、楽しそうだな。しかしキミは人じゃなくて“剣”だろ」
老師は楽しそうな二人?に割り込んで、そう突っ込んだ。さっきから喋っていた得体の知れない緋炎の正体は、先程少年が使っていた“大剣”だった。
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