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「おまえはまたそうやって足ばっかり…」
パシンと音が鳴って、止められた拳をさするレッド。
「手など使いたくはない。
触れたら汚れるからな。」
「けが…!?」
レッドはその言葉を聞いてショックそうな顔をする。
「なんだ、今のそんなに悲しかったか?」
ブルーがにやりと笑って言うと、レッドはあわてて背を向けた。
「そっ…そんなことねーし!!
悲しいわけないだろっ」
「スキ有り」
レッドの背中にブルーの蹴りがヒットして、ぶへっとか言いながらふっとぶレッド。
そのまま顔面から床に突っ込んだ。
「ふん、僕に背中を見せるとは…」
「ひ、ひでぇ…」
そこへ、ピンクがやって来た。
「ブルー、お風呂次いいよ~」
髪が濡れていてタオルを首のところにかけているので、今風呂から上がったばかりなのだろう。
入る順番が次のブルーを呼びに来たようだ。
「あぁ、わかった。」
「…レッド?大丈夫?」
ピンクは倒れているレッドに気付いてかけよった。
「レッドの手当て、頼むな」
ブルーはそう言って部屋を出た。
「またブルーとケンカしたの?レッド」
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