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ピンクがレッドを立たせながら笑ってきく。
「…そうだよ…
後ろ向いたら蹴り飛ばしてきやがった」
それを聞いて、また笑うピンク。
「僕の部屋に来てよ。
手当てするから」
「別にいらねーけど…
まぁ、おまえがそう言うならされてやってもいいぜ」
…レッドは誰に対してもツンデレだった。
そしてピンクの部屋に入った二人は、ベッドの上に座る。
ブルーとケンカして、ピンクに手当てしてもらって…これがレッドの日常だ。
「はーい、こっち向いて。
ケガしたのはお顔だけ?」
「他は大したことないから、顔だけで良い…イテテ」
優しく消毒してくれているピンクだが、しみたのか声をあげるレッド。
「ダメだよ、ちゃんと他の所も言って?
消毒は大事なの!」
「はいはい…手の甲だよ」
「了解……
よし、終わった~!
部屋に戻ってもいいよ。」
「おう。礼は言わねーからな!」
こうやっていつもお礼を言わないレッドだった。
―end―
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