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コーヒーでも飲もうと、ブルーはダイニングへ向かう。
「ホワイト…いるか?」
ダイニングには、椅子に座ってホットミルクを飲んでいるピンクの姿しかなかった。
「いるよ、ここに。
コーヒーでしょう?
今煎れるから待ってて」
姿はないがホワイトの声がする。
不思議に思って台所へ近づくと、しゃがんで戸棚の中をあさっているホワイトがいた。
「なんだ…見えなかっただけか」
安心してピンクのとなりのとなりに座るブルー。
「夜にコーヒーなんて飲んだら眠れなくなっちゃうよ?」
ピンクがカップを持ってブルーのとなりに移った。
「なれてるから平気だ。
心配いらない」
ブルーはなぜかホワイトとピンクに対しては、冷たくする気になれないのでドSではなくなる。
「はい、コーヒー」
「どーも」
ブルーはさっそく煎れたてのコーヒーを一口飲んだ。
「ホワイトの煎れるコーヒーはうまいな。
ありがとう」
「どういたしまして。
おいしいなら良かった」
ホワイトはにこっと笑う。
「どうしてブルーはそんな苦いの飲めるの?
僕は砂糖入れても牛乳入れても飲めないのに…
おいしい?」
ピンクが眉をひそめてきいてきた。
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