♥クールブルー♥

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「おまえがまだ子供だから飲めないだけだよ。 いずれ飲めるようになるさ。 今ちょっと試すか?」   ブルーに差し出されたコーヒーを、しぶしぶ飲むピンク。   「…うえ…苦い…」   すぐにピンクは舌を出して涙を浮かべた。 ブラックコーヒーなんだから、ピンクに飲めるはずがない。   「やっぱり無理か」   ピンクは急いで少し残っていたホットミルクで口直しした。   「もう…ブルー、ピンクにはコーヒーは無理だっていつも言ってるのに…」   ホワイトは涙のひっこまないピンクの頭をポンポンとなでる。   「でも僕、ブルーみたいに朝起きたときとかお昼ご飯のときとかにコーヒー飲みたいんだよ。 かっこいいもん! ホワイトの煎れてくれるコーヒーのおいしさ、わかるようになりたいな」   ピンクは少しうつむいていじけたように言った。   「無理にならなくていいんだよ。 君にはおいしいホットミルクを煎れてあげるから」   ブルーは二人をみて目をほそめた。   この二人は本当の兄弟のようで、とても微笑ましい。 僕の癒しだな。   そう思っていた。
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