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「あ~お腹すいた~!
カップラーメンない?」
自分がドSになる相手の声がしてブルーは冷たく言った。
「おまえ、何しに来たんだ?
入ってくるな」
すかさずレッドは言い返す。
「なんでおまえにんなこと言われなきゃいけねーんだよ、ダメガネ!
俺はただトレーニングで腹減ったから何か食いもん探しに来ただけだ」
レッドはホワイトの側に行き、食べ物をねだった。
「カップラーメンなんかでいいならたくさんあるよ。
この前ブルーが買ってきてくれたんだ。
何味がいい?」
「とんこつ!」
それを聞いてブルーが、やっぱりな…とつぶやいた。
「了解…
とんこつ、とんこつ…
あっ、一番手前にあった。」
ホワイトは戸棚の一番手前にあったらしいとんこつをレッドに渡す。
「じゃあ俺はもう寝るから、好きなだけ食べていいよ」
「僕もそろそろ寝よ~っと。
おやすみ~」
二人は部屋を出ていった。
「おまえ、とんこつばっか食ってたら豚になるぞ」
「ならねーし。
そっちこそ、コーヒーばっか飲んでたら真っ黒人間になるからな!」
「うるさい」
「なんだと!」
またレッドとブルーはケンカをはじめた。
レッドとケンカすること…それがやっぱりブルーの日常だった。
―end―
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