1*憧れの淳也君

11/14
前へ
/73ページ
次へ
「電話…かけます…。」 「うん。」 コクリ、とうなずいで、舞は携帯のボタンを押した。 ―トゥルルル…一回…、トゥルルル…二回…、トゥルルル…さんか、ガチャ ―もしもーし。 「沙結ちゃ…かかった!!!」 「しーっ!ばか!電話なんだから当たり前でしょっ!」 沙結にどつかれながら、舞はもう一度電話に耳を当てた。 「…淳也くん……ですか?」 …って当り前でしょー!!! と、心の中で一人突っ込み。 ―そうですけど? なんすか、あんた?知っててかけてんでしょ? 「そ、そうだけど!なに?」 ―なんかキレてるし。やっぱ面白いね、先輩。 ばかにされてるー!!!
/73ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加