1*憧れの淳也君

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『―…二年生から順番に体育館に移動して下さい…』 校内放送が流れ、舞達は移動を始めた。 「あいたたたた…。先生ー、お腹痛いんで、保健室行ってきまーす。」 舞の方を振り返り、沙結はペロッと舌を出した。 「…先生、私付いていきまーす。」 お、おう。と先生の返事も聞かず、舞達は保健室に向かった… ふりをした。 ―… 「ふーっ。今年も担任、かっちゃんで良かったー♪」 「私達もう、高三なんだしそろそろ授業抜けるの、やめないとねー…。」 「とうっ!」 軽く頭を小突かれた。 「この真面目ちゃんめ~!」 えいえいっと、戯れあいながら二人は屋上に向かった。
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