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―…
屋上に着いて、二人は持ってきたお菓子を広げた。
「沙結ちゃんは、全然変わんないねー♪」
「にゃにおうつ!?ゴホッ!」
「…汚ない。」
沙結は、お菓子を詰まらせ、涙目になりながらも喋り続けた。
「ひどい…。そんなこと言う子は舞じゃないつ!」
はいはい、と軽くあしらって、外を眺めた。
「あぅー…一年生帰ってるねー。」
「えぇっ!?なんで早く言わないのっ!!」
おー…怖…。
沙結ちゃん、目が本気だよ?
「舞なんか置いて、一年生誘惑してやるんだからっ!」
―バタンッ
沙結は走って屋上から出ていった。
「…忙しい人だなー…。」
はぁ、と、ため息をついて、沙結の後を追おうとした。
―カタンッ
「!!?」
やば…誰かいたの…!!?
キョロキョロとあたりを見渡すと、一人の男の子が眠っていた。
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