第一章 出会い

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と、扉を閉めたのもつかの間…リオンは戻ってきて 『忘れてた!!』 そう言うとテーブルに置いてある花と母親の形見の髪飾りに手を合わせると、小さな声で『行ってきます』と言うと、元気にまた家を出た リオンの母親は、父親が魔族討伐の任務で家を留守にしている時、町は魔族に襲われ、まだ赤ん坊だったリオンを庇って命を落とした 一報を受け、父親が任務から戻った時には町は崩壊、家に戻った時には時既に遅し… 家は壊され、中にはうずくまる母親がいたらしい その腹の下には泣き喚くリオンがいたという
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