8/17
前へ
/47ページ
次へ
裕は一斉に注目されると急に恥ずかしくなった。 裕「とんだ新学期だ…」 その時、 「でも、弟さんもよく見ると素敵よー!」 「本当!かっこいいわ!さすが花園さんの弟さんだわ!」 という声が聞こえてきた。 裕「……悪くねぇな。」 樹『何言ってるのよ。行くわよ。』 あれだけ笑ってたのにいつの間にか樹は冷静になっていた。 樹『そういえば…』 くるっと振り返る。 そして裕を見て 樹『何であんたまだいるの?私が読書している間ずっと隣にいたの?』 いきなりの質問責めにびっくりした裕はとっさに 裕「…うるせえよ。」 といった。 すると、まだ機嫌がいいのか 樹『おねえちゃんの事気になるの?』 と上目遣いで艶っぽく言って見せた。 図星だったため顔を真っ赤にさせた金髪はどこかへ走って行った。
/47ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加