キモチ。

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みるたんびに眉間にシワ寄せながら、不機嫌オーラ全開で。 口を開いたかと思えば、出て来るのは悪態ばかり。 触れただけで、手ェ払われるし? ―――それでも 前を見つめるその瞳はとても真っ直ぐで。 その唇から紡がれる言葉は 何人もの心を救ってきたのを知っている。 ―――数多の返り血を浴びてなお、その姿は酷く綺麗で。 ―――いつしかそんな金色に、俺は心を奪われていた。
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