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『あーや!』
「なーに?じいじ。」
『釣りに行こうや。』
「いいよー。じいじが釣る魚は世界一だもんね。」
いつもと同じくしゃっとした優しい笑み。
私は幼いながらもその笑顔に安心感を覚えていた。
『今日は何の魚さんが釣れるやろ?』
「うーん?」
『ばあさんとママに美味しい魚を食べさせてやろうな。』
「あーい!」
そうこう話してると海に到着。
私は釣った記憶は無いが隣にちょこんと座っていた記憶がある。
私はこの時の時間が一番好きだった。
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