第三章

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 「ここで、練習するの?」 空は、びっくりしていました。それもそのはず、そこには、他の練習生もいたのです。  「きゃぁ~~~~!京様!」  「こっちむいてくださぁ~い!」 などと、黄色い歓声を受けていました。  「やっぱ、帰る・・・。」 空は、踵(きびす)を返しました。だが・・・。  「いや、そういうわけにはいかないよ、空ちゃん。」 そこには、黒い顔をした明斗がいました。  「いやです。それに、ここでは練習したくは、ありません。もし、嫌ならば、私と勝負でもしますか?」 空は、ものすごい笑顔を見せました。  「いいだろう。みなさん、少し場所を開けてもらえませんか?」 秋斗がそういうと、みんなは、端によりました。ここは、練習場と言うなの広場、ここでは、練習・試合なんでもありなのです。  「負けてもしりませんから。何でもありなんですよね?」  「もちろんだ。」
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