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「君が、黒簾 空さん?」
空が、廊下に背を向けているときに、後ろから声がしました。空は、後ろを振り向きました。
「どうして君がここに・・・。」
空は首を傾げました。
「私、あなたにあったことがありました?」
「えっ・・・いやなんでもない。ここからは、俺が案内するから、俺についてきて。」
「はい。」
空は、名も知らない男の子についていきました。
「俺の名前は、東条 明人。俺のことは明人って呼んで。」
「じゃぁ~私は、空と呼んでください。えっと、私はどこへ行くのですか?」
明人は、急に立ち止まりました。
「生徒会室。それぐらいわかるでしょ?」
「それぐらいわかります。バカにしないでください。」
空は、怒りました。明人は、空にばれないように笑っていました。
「で、君がここに呼ばれた理由は知っているよね?」
「はい。父から聞きました。」
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