*決着をつけに…*

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久々に戻ってきた町は、何一つ変わっていなかった。 たった一ヶ月とちょっとでそんな変わることなんてないよね… そう…そんなに短い期間しかこの町を離れていないのに、何年かぶりに帰ってきた気分だ。 家に着き部屋に入ると、以前私が入院していなくなったときのように汚かった。 美香はいないのかしら… 家中探し回ったが美香がいる形跡はなかった。 ただ陽介が赤ちゃんのときに使っていたものがいくつか失くなっている。 私は美香に電話をかけることにした。 美香がでることはなかった。 それは何となく予想できていた。 とりあえず留守電に残すことにした。 「美香…二人で話したいの。 今日2時に駅前のファミレスにいるわ。」 私は電話を切って携帯を握りしめた。 大丈夫… その時メールが来た。
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