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和也さんと関係をもってからこうなることは覚悟していたはずなのに…涙を止めることができない。
目の前の母さんは何も言わず美香を見つめて座っていた。
そのときの母さんの悲しい表情だけで美香は自分の愚かさを諭されているような気がした。
美香は涙を手で拭くと無理矢理涙を止めようと上を向いた。
「…母さん…ごめんね。
家族をこんな形で壊しちゃって…
……」
無理矢理な笑顔を作った美香はそのまま部屋を出ていこうとした。
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