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「お互いの名前のやつ持ってたら一緒にいる気がしない?」
顔を赤らめて言うそいつとキーホルダーを交互に見てから、キーホルダーをポケットに入れる。
無くしたくないからね。
「鈴。」
近くにいたそいつを抱きしめる。
それから名前を呼ぶと僕を見上げて首をかしげてくる。
「ありがと。」
ゆっくりと唇を重ねて
そっとはなす。
「ば、馬鹿...///」
赤かった顔をさらに赤くして下を向いてしまった。
ごめん。
でもそれぐらい好きなんだ。
「鈴、大好き。」
「知っているよ。
僕だって咲美のこと好きだし///」
ちょっと抱きしめる力を強めると、答えるように鈴の力も強まった。
兄貴、
これからもずっと好きでいい?
END
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