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「無礼ながら申し上げますわ王様。
私どものような獣を側に置いては皆お困りになるのでは?」
クスクス笑い声とともにヒラヒラ踊り、花びらが舞い続ける。
「よぃのじゃ。
そなたらは人間そのもの、舞う姿を見られなければ誰もわかりはせぬ」
満足そぅに女達を見つめる王様。
そぅ、獣に毒された王様。
女の一人がヒラヒラ舞ながら王様の前に立ち、ひざまつく。
ゆっくりと王様の手をとる仕草もまた美しい。
「しかし王様、
私達の額のあざは獣の証。
賞金稼ぎなら一目でお分かりになりましょぅ」
王様の手に軽く口づけをし、またクスクス笑い声とともにヒラヒラと踊り出す。
「安心せょ、そなた達に良いものを手にいれた。
今日の夜にでも届けさせよう」
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