こんなはずじゃ?

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どちらも寂しい気持ちになったのは確かだった。 時間は夜中の一時だった。 「歩いてジュースでも買いに行くか」 「いいよ」 と自分が自分のものに戻った彰と私は上着をきて、寒い外へ出た。 わたしの目は暗闇をいいことに潤んでいたはず。 街頭がキラキラしてるし、彰の顔を見れないもん。 歩きながらやはり良い思い出だけがぐるぐるしてた。 あっけないものだ。
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