最後の扉

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「調子はどうですかー?」 拓也「うるせー!集中してんだから邪魔すんな!」 それから、また静かになった。 拓也「あーくそ!早く解かないと、問題自体を忘れちまう…」 こんな時に携帯とか メモ出来る物があったら いいのに… 拓也「ん…携帯?」 俺は、問題に対し仮説をたて 頭の中で携帯のボタンを 思い浮かべた。 拓也「よし…分かった!」 「答えをどうぞー!」 拓也「答えは… クリアおめでとうだ!」 「正解でーす!理由をどうぞ!」 拓也「ヒントは携帯のボタンだ!」 常識だか携帯には、 "あ行"から"わ行"までの 各行の頭の文字のボタンがある… もし、[お]と打ちたいのなら、[あ]のボタンを5回押せば、[あ]から[お]に変わる訳だ。 これが分かれば後は簡単だ。 [か3ら2あ1あ5ま4だ4と5う3] という問題を、 どんどん変換させてくと… [くりあおめでとう] になる つまり答えだ。 「お見事ですねー 扉の先へ進んで下さい!」 拓也「ふぅー…やっとクリアだ。」 扉に手を伸ばした。 ガチャ… キィー… 今度は開いた! そのまま進むと、 また光っている 場所があった。 拓也「あそこに立てば 転送されるのか…」 キュイーン…… 光っている場所に立つと、 次第に意識が薄れていった。
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