赤鬼

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中を見回すと 時計が置いてあった。 ショーケースに入った 高そうな時計… 壁に掛けられた壁時計、 キャラクター時計が 色々置いてある。 拓也「時計屋か…」 武器ではない事にガッカリしたが 時間が分からないのも 不便なので1つ 貰っていく事にした。 拓也「どれがいいかな? せっかくだから高いのがいいよな…」 だけど、人が誰もいない街に 時計が売ってるってのも 変な話しだよな… 拓也「よし!これに決めた!」 俺は、ショーケースを割り 中から30万もする時計を 腕につけた。 拓也「でも時間が分からないから時計を合わせられない…」 はぁ…意味ないのか。 愕然とし店を出ると アナウンスが流れた。 「ゲーム開始が午前7で 今は8時ですよー!」 拓也「何で時計を手に入れたって、分かったんだ?」 「ずっと見てますよ…」 監視カメラで見てるのか? まぁ今回は、助かったし 感謝しとくか… 「鬼さーん! 時計屋の前にいますよー!」 拓也「お、お前! 何言ってんだよ!」 くそ… 前言撤回だ! 俺は、その場から 逃げ出した。 《ゲーム開始から1時間経過》
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