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拓也「早く落ちて楽になれよ!」
しかし鬼は必死に
ぶら下がっている。
手の甲からは緑色の血が
溢れている。
拓也「お前の敗因は1つ…」
俺が、ずっと
同じ場所にいた事だ。
もし、屋上から逃げていたら
多分、勝ち目はなかっただろう…
拓也「策が折れた時点で
気付くべきだったんだよ…」
策を抜き、鬼の顔に突き刺す。
『グァー!!!!!』
あまりの痛さに
手で顔を覆う。
その手が命綱に
なっている事を忘れ…
鬼は下へと落下していった。
拓也「助かった…」
力が抜け地面に座りこむ。
血が止まらない為、
服を破いて止血した。
拓也「疲れた…」
立ち上がり
フラフラになりながらも
屋上を後にした。
《ゲーム開始2時間経過》
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