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店を出た俺は
出口の近くにあった
ごみ箱の中に隠れた。
10秒じゃ遠くへは
逃げれないし、大体の奴は
逃げる奴は出来るだけ遠くへ
行くと思っているはず…
俺はそれを逆手にとり、
あえて近い所に隠れた訳だ…
拓也「上手くいくといいけど…」
ウィーン…
出てきた…
『上手く逃げた?まさかごみ箱とかに隠れてないよね?』
!?
バレたのか?
『がっかりさせないでよ?じゃー僕は帰るから…しばらくしたら出て来てね?じゃバイバイ!』
しばらくすると、
静かになった…
本当にいなくなったのか?
恐る恐るフタを開けて
周りを見ると誰もいない。
ごみ箱から出た俺は、
あまりの恐怖に
腰が抜けてしまった。
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