褒美

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未来「私は拓也じゃないんだから、拓也の気持ちを分からなくて当たり前でしょ!」 拓也はずっと 黙っていた。 未来「両親がいなくなった事は、辛いって分かるよ… でも、いつまでもイジイジしてても仕方ないでしょ?分かったら早く帰るよ!」 それだけ言うと 私は歩きだした。 内心ドキドキしながら 歩いていたが、後ろを見ると、下を向きながら拓也がついてきていた。 その光景は、私にとって 嬉しいものだった。 それをキッカケに 私達は付き合い始めた。 普通は男女どちらかが 告白をして付き合うものだろうけど、私達にはそれがなかった。 両親に話すと、 『まだ付き合って  なかったの?』 と笑われた ――― 未来「あれから1年か… ずっと一緒にいれたらいいな♪」 私は拓也の事を考えて ニヤけていた。
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