湯浴みの時間

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とりあえず、急いで入って 急いで出よう。 恐いから 『佐助、じゃあ頼んだよ』 「ええ!」 ―ドンッ!! 「いい!!?たまちゃんが  お風呂に居る間、  この部屋から出ることは  アタシが許さないからね!!」 佐助は居間の出入り口で 懐刀を構えて陣取った うん、佐助… その刃物は何ですか…? 「おいおい厠はどうすんの~」 「そんなの気合いで  何とかしなさい!!  男でしょう!!?」 「佐助も男じゃ~ん」 「うっさいわよ!!  死にたいの!!!?」 ちょ、うわうわうわ…!!!? 才蔵に馬乗りになって 首元に刀を突き付けてるけど 佐助が持ってるそれ、 ペーパーナイフですよね!!? 「うげっ!参った参った!!!!」 「何でアタシがいつも  黒い服を着ているか分かる?  才ちゃ~ん!!!?」 「目立たない為…?」 「ぶーっ!  おしいけど間違えよ!!  答えはねぇ~…」 「あ、イヤっ…  聞きたくないなぁ~  あはははは…」 「返り血が目立たないからよ!!」 『お、お風呂いってきます!!!』 危険な空気になってきたから とりあえず風呂へ逃げた .
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