プロローグ

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「隊長は何してんだい?」 青濫の肩に手がおかれた 青濫はクスッと笑い、隣を見た 「月見をしているのですよ、赤甫」 赤甫は少年の方を見ると「変な隊長だねぇ」とカラカラ笑った 赤甫はすらりとした足を惜しげもなくさらした それをみる限り、女性のようだ 「みーんな、集まってるよ。白誉なんてぶーたれだしてる。」 「だーれがぶーたれしてるってのよ、赤甫」 「おや、いたのかい」 「いちゃ悪いのかしら」 白誉は少女のようだ 赤甫に愚痴を言い出している 確かにぶーたれだしてる そう苦笑いをし、青濫は周りを見渡した _
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