プロローグ

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「では、解散とする」 黒栖の言葉が終わると、今まで直立不動だった皆は一気に姿勢を崩した 唯一、青濫と紫燕はそのままだったが 「やっと休暇だなー」 「・・・・寝る」 「あー、それいいなー。白誉もそうしねぇ?」 いきなり緑楽と黄壱の会話に巻き込まれた白誉は「お断りよ」と一刀両断にした 「つれねぇよな、まったく」 「・・・紫燕は?」 「自分は本を読みます。新しい本がたくさん手に入ったので」 紫燕はそれでは、と姿を消した 青濫もあとを追うように消えた 「私も帰るわ」 「私もそうしようかね」 「・・本部に寄ってく」 「俺は緑楽についていこー」 続いて白誉たちも姿を消した 騒がしかったあたりに静けさが戻った 「俺も本部に寄っていくか」 黒栖もその身を闇に溶かした _
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