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「了解した。下がっていい」
「はい、では」
エユカナは静かに退室した
黒栖は黒のマントを羽織り、その姿を隠すと何かミスでもしたかとマスターに呼ばれた理由を考えながら、マスターの部屋へと向かった
マスターの部屋の前につくと、扉がひとりでに開いた
これはマスターの魔法によるものなので、見慣れている黒栖はおどろきもぜずに室内へと入った
「カラー部隊隊長、黒栖。只今参りました」
「座りなさい」
煎茶を飲んでいたのか、マスターは湯飲みを片手に黒栖に席を進めた
黒栖はマスターに一礼し、椅子に腰掛けた
「今回、お前を呼んだのはある任務を受けてほしくての」
「単独任務、ということですか」
「特別任務じゃ」
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