PM 3:52

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『ぇ、何…?』 「ん?こんだけ頑張ってんからご褒美くらいくれたかっていいやろ?」 そう言ってニッと笑うと紘貴はそっと私の頬に唇を寄せた。 『いやいや…フッたんそっちやろ?』 焦った私の声にも表情を変えることなく、紘貴は少しだけ腕に力を入れて私を抱き寄せると いつも通りの声と笑みで「せなや」とだけ言って、今度は唇を合わせてきた。 何度も何度も 昔と同じ唇で、昔はしなかったタバコの香りをさせながら .
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