PM 2:04

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『あぁもうキリがない。今日ちゃんと退居できるのか…?』 かと言ってそう簡単に手伝いは頼めない。 いや、友人達は皆優しく、頼めば手伝ってくれるだろう。 問題はそこじゃない。 この部屋の惨状だ。 『こんなん誰にも見せられんよ…』 ふと、一人だけこの状況でも助けを求められる人の顔が浮かんだ。 『紘貴…手伝ってくれへんかな…』 初めて素を見せられて、汚い部屋も受け入れて笑いながら一緒に掃除をしてくれた元カレ。 駄目元で頼んでみるか… ~~♪~♪ 「しゃーないなー。予定あるから5時までなら手伝ったるよ。」 メールを送って数分後、意外にもあっさりと手伝ってもらえることになって、喜ぶより先に驚いた。 .
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