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『あぁもうキリがない。今日ちゃんと退居できるのか…?』
かと言ってそう簡単に手伝いは頼めない。
いや、友人達は皆優しく、頼めば手伝ってくれるだろう。
問題はそこじゃない。
この部屋の惨状だ。
『こんなん誰にも見せられんよ…』
ふと、一人だけこの状況でも助けを求められる人の顔が浮かんだ。
『紘貴…手伝ってくれへんかな…』
初めて素を見せられて、汚い部屋も受け入れて笑いながら一緒に掃除をしてくれた元カレ。
駄目元で頼んでみるか…
~~♪~♪
「しゃーないなー。予定あるから5時までなら手伝ったるよ。」
メールを送って数分後、意外にもあっさりと手伝ってもらえることになって、喜ぶより先に驚いた。
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