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今さらではあるが、私は最初この話を書く事を少し迷ったのだ。 何故? 正直、この話を書く事で身内の恥をさらすんじゃないか? 私はそう思ったのです。でも、書き始めたら不思議な事に、沢山の方に伯母を知ってもらいたい…この病気を知ってもらいたい……そんな気持ちに変わっていったのです。 私達は伯母の病気が発覚した時、【誰にも言わない事にしよう】 …そんな事を言ったりもしました。 真吾は付き合ってた彼女にずっと内緒にしてましたしね… 当時の私達は少なからず、若くしてこの病気になってしまった伯母を隠そうとしていた気がします。 今となれば笑い話ですが… そぅ、伯母は恥でもないし、隠す存在でもないのですから…! この先、伯母の病気がどれだけ進もうとも、私は伯母に長生きしてもらいたい。いつまでも…いつまでも…
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