savanna👑GAME

参加する！

これは好奇心からくる気持ちだろうか。

何故か参加しなきゃいけないような気がした。

「参加してやろうじゃん！」

一人で気合いを入れながら同じ言葉を繰り返す。

その時、携帯の着信音が鳴り響いた。

着信の相手は当然、仁だ！

携帯をすぐ取り俺は電話に出た。

「もしもし！」

仁の興奮した声が聞こえる。

むろん、俺も同じで興奮している状態である。

仁は俺より相当興奮していたらしく喋り方がおかしい。

「テレビ見たよな！？
俺は参加するぜ！
自分が殺されるかもしんないけどやるしかねーって正直思った！」

息継ぎなしに喋った仁の力強い言葉が聞こえてくる。

「俺もだ。
んでさあ、二回戦は一緒にチーム組もうな！
早速参加しとく！」

「ああ！
とにかくメール送ったらお前の家行くわ！」

あっ…………。

「わりぃ。
これから俺仕事なんだ。」

すっかり非日常世界的な気分で忘れていたが……。

日雇いバイトだ。