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(まじですか…)
もう一度見るとウサギはもういなかった。
「さっきからどうしたの?なんか変だよ?」
『いやっごめん、見間違いだったみたい。じゃあまた明日!』
私はさっさと鞄を肩に引っ掛けて、足早に教室から出ようとする。
「あれ、みんなでクレープ行かないのー?」
『ごめん今日パス!』
それどころじゃない、私本当におかしい!眼科、眼科行かなきゃ!
だって…廊下を走ってる今も目の端に白いものが見えるんだもん!
完全に、重症だ。
ウサギが私の横を走っているように見える。
いや、走ってるんだ…。
やっぱりウサギがいる!
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