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他愛のない会話。
と、言いたい所だけれど
愁の一言一言にはかなりドキッとさせられることが多かった。
「俺でよかったら夜空に貰って欲しいよ」
『!?どうしたいきなり。全然いいけど……』
「またまたそんな優しいこと言っちゃって!!こんな奴に好きになられたら潰れちゃうよ?」
『上等だよ。愁にはすごく惹かれてるから』
その言葉に嘘はなかった。
だけど愁の『潰れる』って
その言葉にも
嘘はなかったね。
この時はまだ
なんにも考えてなかった。
愁のことでいっぱいだった。
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