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『愁こそ、いつも 遠くを見てるみたいだ。どこか行ってしまいそうで不安だよ。』
「どこにも行かないよ。夜空をおいていけない。こんなに短期間で大きな存在なんだ。夜空の言葉が大切だよ。夜空の言葉は綺麗だ。傷つくべき人間じゃない」
愁は時々こうして諭すように話した。
すごく頭がいい人で、
高校生だった僕に分からない言葉も沢山あった。
だけど意味は心に流れこんできた。
「夜空こそ、遠いよ。ほんとに手が届くのかな?」
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