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やがて愁が口を開いた。 「近くにアイス屋さんがあるの。食べたいから行こう」 『うん、いいよ』 愁の隣、 少しだけ隙間を空けて一緒に歩いた。 心の奥で震えてる、 手を握りたい気持ちを悟られたくなくて 見つめあっていたのに時間が経つと、 愁の顔を見つめることすら恥ずかしくて 僕は何もない両手をポケットに突っ込んだ。
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