古い館のRabbitDoll

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『うわ………これは…寝るだけだな…』 洋館のドアを開けた青年は少し顔をしかめながら館を見渡していた… 館のなかは窓が欠けていたり天井からパラパラと木屑が零れたりし 青年が扉を開けると長年蓄積された埃が宙に舞っているのがよく分かるぐらいにボロボロだった… …こんな所で寝たら朝埃の毛を纏ったようになるかも 青年はそう考えながらどこか寝られそうな場所を捜そうと足を一歩踏みだ…そうとしたのだが……… バキバキバキバキ!! 『は!?』 ドスーン…!! 『わぁあああ!?』 踏みだした青年の重さに耐え切れなかったのか古びた床は嫌な音を出しながら叫んでいる青年を地に落とした……
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