親切は時として仇になる

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「キャー!」 「危ない!」 足を踏み外した少女を助けるために俺は手を伸ばしたがバランスが取れず俺達は崖から落下してしまった。 俺に出来る事はもう少女を出来るだけ安全にする事だけだったので地面に激突する際自分が下になるために体を動かした。 『バサッ!』 良かった何かがクッションになったおかげでそんなに衝撃が来なかった。 「大丈夫?」 こうなると少女に怪我がないか心配になったため聞いてみると 「うん。大丈夫・・・・ってごめん!」 と言いながら少女はじっと俺を見て自分が俺の上にいるという事に気づいて慌てて俺の上から降りた。
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