Only you see

10/34
前へ
/34ページ
次へ
あなたと手を繋ぎ 歩いた桜の並木道 忘れたはずなのに 僕はまたひとり 終わった桜を見上げ 立ち尽くしてしまった あなたはきっと 僕を思い出したり 懐かしむことも ないとおもうのに 何故だろうどこかで 僕を思い出すあなたを 想う僕がいるよ あなたの後ろ姿が 目にやきついて 離れてくれない まだ慣れない ス-ツに身を包み 振り向いて 手を差し出す 優しい笑顔のあなた その手はもう 僕に差しのべられては いないはずなのに 瞳を閉じて 目覚めれば めぐりめぐる いつもの日常 あなたを忘れた 優しいくて虚しい日常
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加