1.悔悟<side亨>

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「うぜぇー・・ 学校祭の準備やら何やらでやること多いってのに 給与あがんねぇってどうよ!」 また始まった・・ 「お前は日頃手抜きし過ぎてるから、そんくらいが丁度いんじゃないか。」 時々紗代子に呼びつけられるいつものbar。 ここは大学生の時の生駒のバイト先。 大学生の時、考え事をしたい時なんかはここに来て マスターに相談したりもしてて。 それを横で聞きながら、チャチャを入れてきてたから 生駒は俺と紗代子の付き合いを誰よりも知ってる。 「・・だから生徒会顧問を俺にやらせんのな、あいつら。 まぁやるからには破天荒な学校祭にしてやるけどな…ニヤリ」 おいおい なんでこいつは 就業歴二年にしてこんなに偉そうなんだ。 目の前のグラスに口をつけながらつい笑いそうになる。 「学校祭といえば・・ もちろん来るよな、お前。」 はっ? 「来いよ、絶対。 俺の下であいつら二人フラッフラになるまで働かせてっから。 慰めてやってくれよ…クククッ」 ・・こいつは鬼か? 二人に会いになんていけるかよ。 はぁ… なんでこいつと友達やってんだろ・・
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