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「うぜぇー・・
学校祭の準備やら何やらでやること多いってのに
給与あがんねぇってどうよ!」
また始まった・・
「お前は日頃手抜きし過ぎてるから、そんくらいが丁度いんじゃないか。」
時々紗代子に呼びつけられるいつものbar。
ここは大学生の時の生駒のバイト先。
大学生の時、考え事をしたい時なんかはここに来て
マスターに相談したりもしてて。
それを横で聞きながら、チャチャを入れてきてたから
生駒は俺と紗代子の付き合いを誰よりも知ってる。
「・・だから生徒会顧問を俺にやらせんのな、あいつら。
まぁやるからには破天荒な学校祭にしてやるけどな…ニヤリ」
おいおい
なんでこいつは
就業歴二年にしてこんなに偉そうなんだ。
目の前のグラスに口をつけながらつい笑いそうになる。
「学校祭といえば・・
もちろん来るよな、お前。」
はっ?
「来いよ、絶対。
俺の下であいつら二人フラッフラになるまで働かせてっから。
慰めてやってくれよ…クククッ」
・・こいつは鬼か?
二人に会いになんていけるかよ。
はぁ…
なんでこいつと友達やってんだろ・・
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